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2012年1月 2日 (月)

天国からのお年玉

新しい年になりました。
昨年の日本は他事多難な年でしたが、我が家も色々とありました。

最大の物事は大正11年1月1日生まれの祖父が亡くなったことです。
昨年の正月過ぎから祖父が段々と外出をしなくなり、3月の大地震のころには一日中家の中に横になっている状態でした。

かの大地震では私の住んでいる市では震度6弱を記録し、地震発生直後に駆けつけたときも母に背中をさすってもらいながらこたつに入ってテレビのニュースを見ていました。
我が家は幸い地震の被害はなかったものの、その後も祖父は弱っていく一方でした。
お風呂の好きだった祖父はそんな状態でもよく入浴していましたが、力が入らなくなってお風呂から出られずに、何度か抱え上げて助け出したりもしました。

4月15日にいよいよ体調が悪くなり、市内の病院に入院しました。
私の仕事の忙しい時期でしたが、毎日仕事帰りに病院にお見舞いに行きました。
家族の都合がつかなくて、半休をとって看病した日の帰りに、ベッドの中からかぼそい声で「体に気をつけてな」と言いました。それが祖父と交わした最後の言葉でした。

5月2日の未明、祖父は亡くなりました。89歳でした。

祖父が亡くなった後、着ていた服や持ち物をちょくちょく貰い受けていました。
祖父は私より10センチほど背が低いので、合うものだけを引き取っていました。
ワイシャツやスーツはやはり身長が違うため、処分します。靴下、コート、手袋、など使えるものを自分の洋服ダンスに入れて取っておきました。

年が明けて、もらったコートを着て初詣へ出かける準備をしていました。ふと、胸の辺りに手をやるとガサガサという音がしました。
なんだろうと思って調べると、コートの内側にポケットがあり、その中に何か入っています。
取り出して見てみると、しわくちゃになった千円札が2枚出てきました。

しわくちゃではあるものの、折り目などはついていないため、入れた当時は新札だったのでしょう。元旦にこのコートを着て出かけることを祖父は知っていたのかもしれません。
今も天国から祖父が見守っていてくれるような気がします。

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